2025/09/11 17:13
麻の葉の組子デザインは、六角形を基調とした幾何学模様で、古くから日本の生活空間に取り入れられてきました。
その名の通り麻の葉をかたどった形は、麻がまっすぐに力強く育つことから「健やかな成長」や「魔除け」の象徴とされ、特に子どもの健やかな成長を願って着物や建具などに広く使われてきました。
組子細工としての麻の葉模様は、光をやわらかく透過しながら陰影を生み、空間に凛とした美しさと落ち着きを与えます。また、繊細な線の重なりが奥行きを感じさせ、モダンなインテリアにも自然に溶け込みます。
伝統的でありながら洗練されたデザインは、住まいに調和と清々しさをもたらすと同時に、縁起の良さを日常に取り入れる知恵でもあります。麻の葉の組子は、実用性と美意識を兼ね備えた日本独自のデザインといえます。
これはテーブルや玄関に置くことを想定した飾りです。


